当社の強みは、“溶接”と“絞り”の複合加工だけでなく、へら絞りの技術と、機械によるスピニング加工の技術を複合させ、手では難しい“リピート(再現性)”や“力”の部分をスピニングの技術で補い、機械では難しい繊細な部分や応用的な対応においてはへら絞りの技術を融合させ、お互い個の存在では実現できない、高難易度の製品を生み出すことが出来ることです。

“へら絞り加工事例”のコーナーでは、溶接との複合加工をご紹介しましたが、下記にご紹介する加工事例は、その代表例です。

まさに“へら絞り”と“スピニング”の競演です。

製品の紹介

LE-8ロケットエンジン
製品名称
LE-8ロケットエンジン
材質
コバルト合金

赤丸のノズル部分を当社が担当し製作しました。

写真提供:JAXA/ IHIエアロスペース

スピニング加工

スピニング加工:スピニングバルジ加工
工程名
スピニングバルジ加工

最大級NCスピニングマシンにてバルジ成形を行います。
特殊に設計された金型やローラー治具。そして高難易度のオペレート技術を駆使し、ワークの成形をしていきます。

スピニング加工+へら絞り加工

スピニング加工+へら絞り加工:フランジアップ(拡げ)加工
工程名
フランジアップ(拡げ)加工

NCスピニングマシンでは出来ない繊細な加工を、へら絞り加工を駆使して成形していきます。
特にこの際の加工においては、成形部分に型やローラ治具を使わず、二人の技能者がそれぞれへら絞り用のローラを操り、息を合わせて成形をしていきます。

へら絞り加工の技術、スピング加工の技術、そしてその他周辺技術を効果的に“コラボレート”させより理想の『形』にしていく。
それが“よろづ鉸”の技術なのです。

熟練の職人による“へら絞り”加工で、さまざまなニーズに対応

当社の加工製品に、いわゆる規格品はありません。
お客様より見積依頼等を受けたあとは、設計意図や製品加工の設計図を十分にお伺いし、精度、納期、コストなど、お客様のご要望に応じた製造方法をご提案いたします。

絞り加工について、ご質問、ご要望等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。